米ホワイトハウス、ハンガリーの民主主義の後退を懸念
ウクルインフォルム
米国のサリヴァン大統領国家安全保障問題担当補佐官は12日、ハンガリーにおける民主主義への抑圧と汚職の水準につき深い懸念を表明した。
サリヴァン氏がホワイトハウスでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
サリヴァン氏は、「バイデン政権を代表して述べるが、私たちは、ハンガリー(編集注:政権)の司法制度をはじめとする民主機構に対する攻撃について深い懸念を隠していない。また、汚職やその他、ハンガリーの民主主義の侵食事案についても同様だ」と発言した。
なお、サリバン氏のこの発言は、記者から、米政権はハンガリーが独裁政権に支配されていると考えているか、との質問に答える形で行われたもの。
その際同氏は、米国はハンガリー情勢に関して深い懸念を維持しており、それは二国間関係の議題となっていると伝えた。
これに先立ち、バイデン大統領は、オルバーン・ハンガリー首相がトランプ前大統領の自宅の訪問を批判していた。その際、同氏は、オルバーン氏は「独裁者を模索している」と発言していた。12日、ハンガリー外務省は、本件につき駐ハンガリー米大使を召喚している。