EUはロシアに対する恐怖を取り除き、ウクライナの勝利を支援すべき=リトアニア外相
ランズベルギス・リトアニア外相がブリュッセルでのEU外務理事会前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ランズベルギス氏は、「いつもと同じで、もう2年半にわたり、私たちは自らの恐怖をどのように取り除くか、どのようにロシアを止めるか、どのようにしかるべくウクライナを支えるかを議論している。私は、現在私たちが取り組んでいるほぼ全ての議題における最大の問題は、私たちの恐怖だと思っている。私たちは、ロシアの考え得ること、ロシアがあのように反応するかもしれない、行動するかもしれないと恐れているのだ。その点で、私たちの恐怖は招待状のように写っている」と発言した。
同氏はまた、クレムリンはEUのそのような優柔不断な態度を、すでに民間人への残虐な行為を行い、スーパーマーケットを破壊し、無辜の民を殺しているウクライナにおいてのさらに激しい行動への招待状としてみなすだけでなく、バルト諸国、ポーランド、その他の欧州諸国、それ以外の場所に対するハイブリッド活動への招待状だとみなしていると発言した。
そして同氏は、「私たちは、ロシアは動的に行動し、NATO諸国に対するテロ攻撃と呼べることを組織する意向すら有していることを知っている。同国は、招待を感じ、私たちが中身のある対応をしないかもしれないと期待することができているからこそ、そのような行動を取り得るのだ」と強調した。
その上で同氏は、ロシアのウクライナやEUの国々に対する攻撃的行動に対して、EUが取り得る唯一の対応策は、ウクライナへの支援の強化であり、ウクライナに対して、同国が必要だと思う場所で武器を使用する許可を与えることだと指摘した。
そして同氏は、「そうすることでこそ、エスカレーションを解決せねばならないのだ。ウクライナに反撃を許可し、この戦争に勝たせるのだ。それこそが、ロシアを止められる手段である」と発言した。
なお、27日、ブリュッセルでは、EU外相理事会が開催されている。