「ウクライナ支持は不変」=ホワイトハウス、ハリス米副大統領の「平和サミット」出席にコメント
ウクルインフォルム
カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は3日、今月スイスで開催される「グローバル平和サミット」にバイデン大統領ではなくハリス副大統領が出席することは、米国のウクライナやゼレンシキー大統領の和平案「平和の公式」への支持を弱めるものでは全くないと発言した。
カービー戦略広報調整官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者から、スイスで開催される「平和サミット」への米国の代表レベルについてコメントを求められると、カービー氏は「世界には、ジョー・バイデン氏以上に断固にウクライナのことを支持し得る首脳は一人としていない」と強調した。
また同氏は、ハリス副大統領が米代表団を率いるとの決定は、米国のウクライナ支持が不変であることを示すものだと発言した。
そして同氏は、「私は、あなた方がウクライナのため、ロシアへ抵抗する能力のために、米国ほど多くのことを行った他の国を挙げられるとは思わない」と発言した。
さらに同氏は、米国はゼレンシキー大統領が提案した「平和の公式」を支持していると指摘し、「私たちは、副大統領もジェイク・サリヴァンも、米国がその支援のために今後何を行うことができるかを理解するために、(スイス)ルツェルンでの議論を待ち望んでいる」と発言した。
これに先立ち、3日、ホワイトハウスは正式に、スイスのルツェルン近郊で開催される「平和サミット」へ出席する米国代表団は、ハリス副大統領が率いると発表し、さらにサミットの活動には、サリヴァン米国家安全保障担当大統領補佐官が出席するとも伝えていた。
これに先立ち、スイス政府は4月10日、今年の6月15、16日に、ロシアからの全面侵略を受けるウクライナの平和達成を目指す「平和サミット」を主催すると発表していた。アムヘルト・スイス大統領は、同サミットでは人道、核安全保障、航行の自由、食料安全保障という4つの議題が提起されると述べている。