「平和サミット」第1全体会合開始 「今日は、世界が公正な平和を近付ける日だ」=ゼレンシキー
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ウクルインフォルム
スイスのビュルゲンシュトックにて、「グローバル平和サミット」の第1全体会合が始まった。
冒頭では、アムヘルト・スイス大統領とゼレンシキー大統領が演説を行った。
ゼレンシキー氏は、自身の演説を「今日は、世界が公正な平和を近付ける日だ」と始めた。
そして同氏は、この日のために懸命に働いてきた人、全ての首脳、チーム、補佐官、全ての国に謝意を表明した。
また同氏は、「国際法にもとづいたウクライナのためのこの戦争を正義とともに公正に終結する時は、世界のいずれの国も、自らのことについて、同じような正義と公正さ、国連憲章の効果に期待することができるようになるのだ」と発言した。
加えて同氏は、「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立(中略)することを決意した」との国連憲章の前文の一節を喚起した。
そして同氏は、この言葉は、「平和サミット」の基本となっているウクライナの「平和の公式」の本質を示しており、世界中の国々が平等な敬意を持った共同の作業への参加へと促したと訴えた。
なお、15、16日、スイスのリゾート地ビュルゲンシュトックにて、第一回「グローバル平和サミット」が開催される。同「サミット」では、核安全保障、食料安全保障、および、人道問題として、捕虜交換や連れ去られた児童の帰還が協議される。「サミット」の結果はロシアに伝えられることになっている。