チリはロシアの対ウクライナ侵略を一貫して非難している=ボリッチ大統領
ウクルインフォルム
チリのボリッチ大統領は15日、同国はロシアの対ウクライナ侵略を一貫して非難しているとし、また戦争終結後のウクライナの人道地雷除去に加わる予定だと発言した。
ボリッチ大統領がスイスで開催されている「平和サミット」の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ボリッチ氏は、チリは常に一貫してロシアの対ウクライナ侵略戦争を非難していると発言し、チリは主権と領土一体性の尊重の原則にコミットしており、永続する平和の基本となるべきそれらの原則や人権や国際法の原則を尊重するよう呼びかけた。
そして同氏は、「私たちは、力や脅迫の使用に断固として反対しており、外交と国際法が紛争解決にとっての唯一合法的な手段であると信じている」と発言した。
また同氏は、「平和サミット」の結果として、大きなリスクと現段階での戦争の影響を低減するための努力を行う一定の義務となる共同宣言を策定するアイデアを歓迎した。さらに同氏は、ウクライナの原子力発電所を守ることが極めて重要だとし、また、核兵器使用の可能性を排除しなければならないとも発言した。
その他同氏は、「私たちは、ロシアを協議のテーブルに座らせられるようにならねばならない」と指摘した。
加えて同氏は、チリは「南の世界の小さな国」であり、ウクライナからは領土面では離れているが、このサミットに参加したのは、国際法と人権への尊重のみが平和を保証することができると信じているからだと発言した。
同氏は、チリは戦後のウクライナの人道地雷除去に貢献を行うとも伝えた。
なお、15、16日、スイスで第一回「グローバル平和サミット」が開催されている。