ハンガリーはオルバーン首相のモスクワ訪問に関してウクライナ側の同意は得ていない=宇外務省
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は5日、ハンガリーのオルバーン首相によるモスクワ訪問はハンガリー側がウクライナとの同意や調整なく決定したものだと伝えた。
外務省広報室がコメントを発出した。
その際外務省は、「私たちは、『ウクライナに関するいかなる合意もウクライナ抜きでは行われない』という私たちの国家にとっての原則が引き続き不可侵であることを喚起した上で、全ての国家にそれを厳守するよう要請する」と伝えた。
また外務省は、公正な平和の回復へ向かう唯一の現実的な道は、ウクライナが推進する和平案「平和の公式」であり続けていると強調した。
そしてコメントでは、「ハンガリーも出席したスイスにおける第1回『グローバル平和サミット』が示したように、100以上の国や国際機関がウクライナの領土一体性と国連憲章への尊重に基づく平和のビジョンを共有している。『サミット』のフォーマットは、公正な平和の回復手段を模索するための重要な場である」と指摘されている。
さらに外務省は、ウクライナはハンガリー首相のキーウ訪問の結果を受けて、引き続き二国間関係と欧州統合の発展のための今後の作業を行っていく建設的な準備があると伝えた。
なお、5日にオルバーン・ハンガリー首相がモスクワを訪問している。
また、2日、ハンガリーのオルバーン首相は、キーウを訪問しており、その際ゼレンシキー大統領に対して、まず停戦を行って、それから協議を行うことを考えるよう要請していた。