「米民主党副大統領候補のウォルズ氏は親ウクライナ」=ミネソタ州在住のウクライナ人
30年以上ミネソタ州に暮らすミネソタ・ウクライナ・米国弁護委員会のリュドミラ・アナスタジイェウシカ委員長がウクルインフォルムにコメントした。
アナスタジイェウシカ氏は、ウォルズ氏と最初に会ったのは全面戦争が始まって以降のことだとし、他のウクライナ人活動家と州都セントポールでウクライナ支持集会を組織した時に、知事のウォルズ氏が配偶者とともに集会に参加したと伝えた。
同氏は、「彼(ウォルズ氏)は、その時演説でこう述べていた。『あなた方、ウクライナ人コミュニティは、この州の布に縫い込まれている。ウクライナ人住民なくしてミネソタはミネソタではないし、今日、私たち皆がウクライナ人だ』」と喚起した。
また、2022年3月にもう一度ウォルズ氏と会う機会があったという。当時、アナスタジイェウシカ氏の弁護委員会は、国のロシアへの投資を禁止することをはじめとする、ミネソタ州とロシアとの協力を制限する法律の策定のために複数の団体と協力していたという。
アナスタジイェウシカ氏は、「私にとって州議会でその法案の支持を訴えたことは大きな光栄だった。私は、マリウポリ出身で、私は彼ら(州議会)に、何が実際に起きているのかを話した。法案は、州議会上下院で全会一致で採択され、その後私たちの知事がウクライナ人コミュニティに敬意を示し、ロシアとベラルーシに関係するビジネスへの国家投資を停止する法案への署名式を実施したのだ」と伝えた。
またウォルズ氏は、20以上の国家機関にロシアの組織との契約を破棄すること指示する特別な命令を発出した上で、「ミネソタはウクライナと強固に共にあり、ロシア政府の行動を断固として非難する。私は、他の人物、企業、組織にロシアの組織・企業への支持を止めるよう要請する」と発言したという。
当時ウォルズ氏は、ウクライナ支持を表明するために自らの住宅にウクライナ国旗を掲げていたという。
またアナスタジイェウシカ氏は、ミネソタ州でのウォルズ氏の人気につき語った他、同氏にによる学校給食無料化などの政策について伝えた。
その上で同氏は、「私たちが彼と会って話して確信している大切なことは、彼が断固としたウクライナ支持者であるということだ」と発言した。
※このニュースは、ヴォロディーミル・イリチェンコ・ニューヨーク特派員のウォルズ氏に関する特集記事(ウクライナ語)からの抜粋です。
写真:ティム・ウォルズ(X)