第2回「平和サミット」へのロシアの出欠は、同国が交渉能力の有無を示す=シュミハリ宇首相

第2回「平和サミット」へのロシアの出欠は、同国が交渉能力の有無を示す=シュミハリ宇首相

ウクルインフォルム
ウクライナのシュミハリ首相は10日、ウクライナは第2回「平和サミット」へとロシアの代表者を出席させることを望んでいるとし、それはロシアに印象操作をできないようにさせた上で、他の参加者にロシアの和平協議を行う能力を示すことが目的だと発言した。

シュミハリ首相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シュミハリ氏は、第1回「平和サミット」の出席者は100以上であり、彼らが共同コミュニケに署名したことを喚起した(編集注:全出席者が署名したわけではない)。

その際同氏は、「私たちが何度となく話していることであり、その作業を続けているのだが、非常に重要なことは、第2回『サミット』にロシア代表者を引っ張り出して、席につかせ、印象操作や嘘を不可能にすることである。100+の国が座るその広範な外交の席にだ。なお、私たちは、それらの国が増えること、150+の国が出席することを望んでいる。そしてそれは、ロシアの和平協議を行う能力、あるいは不能力を示すことになる」と発言した。

また同氏は、ロシアと直接協議を行うと、ロシアは常に「騙し、操作し、事実を改ざんし、偽情報を流す」と指摘した。

そして同氏は、「私たちはそれら全てを10年間経験してきたのだ。今日大切なことは、彼らを協議テーブルにつかせて、印象操作、嘘、改ざんの余地を与えないことである。私たちの目的は、パートナーたちの準備と調整だ」と発言した。

その他同氏は、第1回「平和サミット」の際にその作業は始まっており、現在は「平和の公式」の10項目に従ったグループの活動が続いていると指摘した。その上で同氏は、「平和の公式」の10項目全てを国連憲章に基づいて履行することが、戦争を終結させるという、パートナーたちに望むウクライナの非常にシンプルな願いだと伝えた。

同時に同氏は、「ロシアの願いが前線を凍結させて、自らの軍を再生し、一定期間の後に攻勢を再開し、この戦争を私たちの子供たちの代にまで渡していくことであることは明白だ。それは、私たちには合わない。私たちが関心があるのは、完全な平和、主権、ウクライナの国境、私たちのEUとNATOの加盟、完全な防衛、この戦争の再来やエスカレーション強化の防止だ…。それが、私たちが第2回『平和サミット』に向けて作業していることであり、『サミット』が年内に開催されることを期待している」と発言した。


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