「勝利計画を米国に提示し、全ての項目を説明した」=ゼレンシキー宇大統領

「勝利計画を米国に提示し、全ての項目を説明した」=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、「勝利計画」を米国に提示し、ウクライナは同計画の各項目を説明したと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「全ての必要な協議を終えて、帰路に着く。そして、全ての協議は、ウクライナが必要としていたように行われた。『勝利計画』は米国に提示され、私たちは各項目を説明した。今後は、各項目、私たちの各決定を充実させるために、チームのレベルで作業していく。ウクライナにとって強力な立場が、より迅速な平和をもたらす。ウクライナにとてあらゆる重要なことが、パートナーたちの机に置かれ、全てが検討されている。長射程能力、防衛パッケージ、対露制裁、ロシア資産に関する措置だ」と発言した。

また同氏は、現在ドイツでのラムシュタイン・フォーマットによる会合(編集注:10月12日に開催)の準備が続いているとし、そこでウクライナはパートナー国と一緒に「勝利計画」の項目内容にしたがって進んでいくと伝えた。

その他同氏は、バイデン米大統領に招待につき謝意を伝えた。同氏は、「昨日、ワシントンで(バイデン)大統領と全ての重要なこと、全ての重要な決定を話し合った。ウクライナ勝利に向けてそのような道筋を実現するという願望につき感謝している。比類のない軍事パッケージと関連の決定につき感謝している。大型パッケージだ。総額は約80億ドルである。それは、私たちの戦士、私たちの人々全員を支えるもので、とりわけ冬季を前に防空にとって良いものがある」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナがG7と結び、そこに30か国以上と欧州連合(EU)が合流した、復興・復旧支援宣言に関する新しい合意もあると伝えた。

同氏はその際、「それは安全保障に関する私たちのフォーマットと類似のものだ。G7の安全保障宣言があり、それに基づいて私たちは安全保障協定を作った。(編集注:二者間安全保障協定は)すでに26本あり、それらは私たちが北大西洋条約機構(NATO)に入るまでの間、私たちを強めている。そして、今回は、再建、個々の国の明確なステップに関する諸国との二者間文書が締結されていく」と説明した。

同氏は、ウクライナは、強化のためにできることは全て行ったとし、今後は、パートナー国と共に公正な平和を近づけなければいけないと発言した。

その上で同氏は、「ロシアはこの戦争に負けねばならない。ウクライナが勝たねばならない。それが共通の安全保障にとっての真の基盤だ。力のおかげで平和があるのだ」と発言した。


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