英国と韓国、北朝鮮によるロシアへの部隊派遣を非難
ウクルインフォルム
英国のラミー外相と韓国の趙兌烈外相は22日、北朝鮮とロシアの間の違法な武器移転と、報告されている北朝鮮のロシアへの部隊派遣を強く非難する共同声明を発出した。
英外務省広報室がラミー英外相と趙韓国外相のソウルでの戦略的対話の総括として発出された共同声明に書かれている。
声明には、「私たちは、北朝鮮によるウクライナにおけるロシアの違法な侵略戦争を支援するための非合法武器移転の継続と、報告されているロシアへの部隊派兵を最も強い言葉で非難する。ロシアと北朝鮮のこのような協力は、複数の国連安保理決議に違反しているだけでなく、ウクライナの人々の苦しみを長引かせ、韓国や英国を含む世界の安全保障を脅かすものであり、さらには北朝鮮とロシアの絶望感を示すものである」と書かれている。
また両外相は、インド太平洋と欧州大西洋の安全保障はかつてないほどにいよいよ相互に結びついているとし、またあらゆる不安定化行動を防ぐために国際社会と一緒に必要な措置を取っていくと伝えている。
さらに、声明には、「私たちは、武器や軍人を提供する見返りにロシアが北朝鮮に何を提供しているのか(中略)注意深く監視している。私たちはまた、北朝鮮に核または弾道ミサイル関連技術の移転の可能性についても深く懸念している。それは、国際的不拡散努力を危うくし、朝鮮半島と全世界の平和と安定を脅かし得るものだ」と書かれている。
写真:VOAコリア