ウクライナ文化相、欧州委員会によるウクライナのメディア分野の評価にコメント
文化・戦略的コミュニケーション省がトチツィキー大臣のコメントを掲載した。
同省は、「欧州委員会はウクライナの記者の活動の保護が優先課題だと指摘した。報告書には、ウクライナと外国の専門家に前線近くの状況を迅速に伝えることを認めるウクライナ軍総司令官第73命令の重要な改正が記載されている」と伝えた。
また、同省は、欧州委員会が政府による、前線近くに滞在する記者の活動のための然るべき条件を生み出すための政府の措置を肯定的に評価したと指摘した。
その他トチツィキー文化相は、「報告書が2024年5月にウクライナ大統領が署名した、地方議会とその常設委員会の会議の記録や放送を定期的に後悔することで、地方自治の透明性を大幅に高める法律の重要性を強調していることにつき、私たちは欧州委員会に感謝している」と発言した。
同省はまた、欧州委員会が、戒厳令終了後・戦後の透明かつ独立したメディアの回復を支援するロードマップも肯定的に評価したと伝えた。
トチツィキー氏は、「私たちはすでに変化の道を進み始めている。公的情報への一人一人の国民のアクセスを一歩ずつ確保しており、ウクライナのメディア回復を支援するために国際パートナーのリソースを積極的に関与させている」と発言した。
同時に同氏は、欧州委員会による「統一ニュース」に関する勧告については「留意した」とコメントした(編集注:欧州委員会は、ウクライナ国民の間の見方の自由な交換を可能とするための最善のプラットフォームであるかどうかは再評価すべきだと勧告している)。
その際トチツィキー氏は、「国家は、メディア機構の持続可能な発展に注目した上で、戒厳令が終了したらマラソン(編集注:統一ニュース)支援を止める予定である。なぜなら、私たちの目的は、真実と表現の自由のための空間作りであり、その作業は毎日続いているのだ」と発言した。
これに先立ち、30日、欧州委員会が毎年の加盟候補国の改革進展状況を報告する「拡大パッケージ」を公開した。
汚職対策分野については、欧州委員会は、ウクライナの一定の進展を認めつつ、同時に政権高官の汚職事件の捜査の結果を改善することを勧告している。
メディア分野については、報告書の40ページに記載されている。