ショルツ独首相、ゼレンシキー宇大統領にプーチン氏との電話会談の詳細を伝達
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、ドイツのショルツ首相と電話会談を行い、ウクライナを強化するための諸方策について協議した。その際、ショルツ氏は、ゼレンシキーしに対して、ロシアのプーチン氏との電話会談の詳細について伝えた。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ショルツ独首相と電話会談を行、防空システムによる対ウクライナ支援のリーダーシップにつき謝意を伝えた。非常に効果的な『パトリオット』と『アイリスティー』によるもので、それらは何千もの人々の命を救ってきた。首相がさらにウクライナを、特に私たちのロシアの侵略に対する防衛と私たちの強靭性を支援する準備があることに感謝している。私たちは、ウクライナを強化し得る二国間の措置とパートナーたちの措置について協議した」と伝えた。
同氏によれば、ショルツ氏は、プーチン氏との電話会談の詳細について報告したという。その際ゼレンシキー氏は、「武器の力と外交の力を合わせてのみ、戦争犯罪者を平和へ追いやれるのであり、平和は力を通じてでのみ可能だということは明白だ」と強調した。
そして同氏は、ロシアへの圧力が強められていくこと、ウクライナの立場が強化されていくことが重要だとし、なぜなら、それこそがロシアを公正な平和へと追いやれるからだと説明した。
両首脳は、共通の行動を調整するための、2者間フォーマットやその他の欧州首脳と一緒の、今後のあり得る会談につき協議したという。
写真:大統領府