ゼレンシキー宇大統領、トランプ氏の「２４時間で戦争を止める」発言についての自身の解釈を説明

ゼレンシキー大統領がＣＢＮへのインタビュー時に発言した。

ゼレンシキー氏は、「私たちと米国（編集注：次期）大統領は同じ側にいる。彼は、確かに戦争を終わらせたがっている。私たち、ウクライナ人は、戦争を終わらせたいと強く願っている。彼は、米国は弱くなってはいけない、ウクライナのことで負けてはいけないと理解しているし、それは正しい。なぜなら、全ては、ウクライナで済むわけではないからだ。もしウクライナが弱くなり、米国の立場は強くならなければ、戦争の爆発は世界の他の場所でも生じる」と発言した。

同氏はまた、バルト諸国や太平洋地域にとってのあり得る脅威を喚起した。そして同氏は、「もし悪を改心させられなければ、それは必ず他の権威主義国家にとっての前例となる」と強調した。

トランプ氏が「２４時間以内に」ウクライナに平和を実現すると発言していたことについて、ゼレンシキー氏は、「ドナルド・トランプ氏が『２４時間』と話していたのは、彼が一昼夜でその問題を解決しなければいけないということではない、それは非常に困難だ。しかし、私は、彼の言葉を、彼がそれを迅速に行いたいという意味で理解している。思うに、それが迅速に行われることは重要だ。なぜなら、毎日私たちは人々を失っているのだから。しかし、（編集注：戦争を）再開できないような形でそれを終わらせることが非常に重要だ」と発言した。

さらに同氏は、米国の次期政権と「この戦争をできるだけ早く、公正に終わらせるためのあらゆる可能性を模索していく」と伝えた。

そして同氏は、トランプ氏が就任してはじめて、双方は「あらゆる詳細について」把握することができるとし、「それが法的にすっきりする」と発言した。