ベルリンでウクライナの安全保証と平和へ道筋について欧州諸国の外相が協議
ウクルインフォルム
12日、ベルリンにて、ドイツ、フランス、ポーランド、イタリア、スペイン、英国、ウクライナの外相と欧州連合(EU)(外務・安全保障政策担当上級代表)がウクライナのための安全の保証について協議を行っている。
ベーアボック独外相が同会合の前に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ベーアボック氏は、「私たちは、もうしばらく様々なフォーマットで議論していること、すなわち、ウクライナにおける平和への道筋をどのように見出すか、つまり、欧州における平和をどのように保障するかについて議論するために集まった」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ人の頭越しの平和はあり得ないと改めて述べた他、今回は初めて「欧州の人々の頭越しにも平和はあり得ない」とも付け加えた。そして同氏は、同日の会合は大陸における平和を一緒に守るという意向で国々がまとまっていることを示すものでなければならないとも発言した。
さらに同氏は、先週、NATO閣僚級会合において様々な平和保護の要素が提示されたとし、平和は「様々な要素」を必要とすると述べた。同時に、記者からの、ドイツは、停戦が仮に生じた場合に、停戦監視のために自国の兵士を派遣する準備があるかとの質問には、同氏は今回も答えなかった。
同氏は、今回ベルリンには、ウクライナに「強力な安全の保証」が必要だという考えを共有する国が集まったと発言し、その保証の中には、ウクライナへの長期の軍事・財政支援も含まれると述べた。
その他同氏は、「私たちは単に強力に話すだけでなく、強力に行動せねばならない」と強調した。
そして同氏は、自身が前回ウクライナを訪問した際に、シビハ宇外相と、正に今回のような会合フォーマットについて話し合っていたと明かした。
会合は、ドイツ外務省の迎賓館で非公開で行われるという。
なお、シビハ宇外相は、ベーアボック独外相の招待で12日ドイツを訪問している。
写真:protokoll-inland.de