ロシアに収監されていたクリミア・タタール人政治囚ジェミル・ガファロフ氏が死亡
ウクルインフォルム
露ノヴォチェルカスクで「イスラム解放党」関与の断罪で不当に拘禁されていたクリミア・タタール人政治囚のジェミル・ガファロフ氏が死亡した。
チュバロフ・クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」代表がフェイスブック・アカウントで伝えた。
チュバロフ氏は、「先ほど悲しい知らせが届いた。ノヴォチェルカスク(ロシア)の拘置所にて、60歳の政治囚、クレムリンにより囚われていたジェミル・ガファロフ氏が死亡した。彼は以前、ロシアの裁判所により、13年間の禁錮を言い渡されていた者だ」と書き込んだ。
同氏は、親族・近親者への哀悼を表明し、「テロ国家ロシアは破滅せねばならない」と伝えた。
これに先立ち、本年1月11日、露ロストフ・ナ・ドヌーの裁判所にて、いわゆる「第2シンフェローポリ・グループ」と言われ、「イスラム解放党」関与の疑いで、ジェミル・ガファロフ氏含む5名が有罪判決を受け、13年間の厳格収容所での禁固刑が言い渡されていた。
ガファロフ氏は、心臓病により第3種障害者認定を受けていた人物。昨年11月には公判時に心臓発作を起こしたこともあった。