在イラン・ウクライナ大使館、テヘラン近郊の民間旅客機撃墜犠牲者を追悼
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ウクルインフォルム
2020年1月8日のイラン首都テヘラン近くにおけるウクライナ国際航空旅客機PS752撃墜から4年が経過したことを受け、8日、在イラン・ウクライナ大使館の外交官・職員は、旅客機墜落現場にて犠牲者を追悼した。
クラウチェンコ駐イラン・ウクライナ大使代行がウクルインフォルムにコメントした。
クラウチェンコ氏は、「もう恒例となっているが、この日大使館の職員は航空事故現場を訪れ、航空機に乗っていた私たちの国民やその他の乗客を追悼した。私たちは献花し、11のランプに火を灯した」と伝えた。
写真:大使館提供
同氏はまた、撃墜現場は、学校近くの放置された土地だったものが整備された広場になっていると伝えた。同時に同氏は、4年前にこの場所でウクライナ国際航空の旅客機が撃墜されたことについては、今日のような集会しか伝えていないと指摘した。同集会には、イランの犠牲者遺族も集まったという。
同氏は、テヘランではここ数日、イスラム革命防衛隊のコッズ部隊の司令官を務め、殺害されたソレイマニ氏と最近の墓地近く爆発の犠牲者の追悼が行われており、PS752便撃墜4周年には、その陰に追いやられていると指摘した。
2020年1月8日、イラン首都テヘラン近く上空にて、ウクライナ国際航空旅客機PS752が撃墜され、乗員・乗客計176名が死亡した。
イラン政権は、事件後数日にわたり、関与を否定していたが、その後、同機の防空ミサイルシステムでの誤射による撃墜を認めた。
2021年3月17日、ドミトロー・クレーバ外相は、イランが発表した報告書は事件の真の原因を隠蔽するものだと発言していた。
2022年1月8日、イラン首都テヘラン近くでのウクライナ国際航空旅客機PS752撃墜から2年が経過した際、キーウ市民たちが犠牲者追悼碑を訪れ、追悼を行っていた。