ロシア軍、首都キーウや中部・西部の都市を攻撃

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ロシアからの侵略を受けるウクライナでは14日未明、ロシア軍が首都キーウ(キエフ)や中部ジトーミル、西部リウネなどへの攻撃を行った。

キーウ市では、朝5時にロシア軍の火砲砲弾が同市北部オボロン地区の9階建ての集合住宅に着弾した。国家非常事態庁は、「3月14日5時9分に通報が入った」とし、およそ3時間かけて発生した火災を鎮火したと伝えた。7時40分時点の情報では、この攻撃による死者は1名、負傷者は3名、また9名が支援を受けたと発表されている。他、15名が救助され、63名が避難したとのこと。

さらに同日朝、キーウ市行政府は、キーウ市内の国営航空メーカー「アントノウ」社工場への砲撃があったと発表した

中部ジトーミル州スタヴィシチェでは、国家非常事態庁が、14日2時40分にスタヴィシチェの行政府庁舎にミサイル攻撃があり、4名が負傷、7軒の建物が損壊、捜索活動が続いていると発表した

北部スーミ州オフティルキでは、クジメンコ市長が、ロシア軍の空爆により少なくとも民間人3名が死亡したと伝えた。市長は、「夜間、オフティルキの民間地区への空爆があった。少なくとも3名が死亡。その他はまだ見つかっていない」と報告した。

西部リウネ州では、コーヴァリ州軍行政府長官が、同州テレビ塔が空爆にて損壊したと伝えた。現在専門家が現場で作業をしており、詳細を調べているところだとのこと。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。