マリウポリで救出された妊婦が死亡

ロシア軍による包囲が続き、人道面での問題が拡大しているウクライナ東部マリウポリでは、9日のロシア軍空爆の際に救出された妊婦が胎児とともに死亡した。

13日、ニュースサイト「アメリカの声」のアシャ・ドリナ記者がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ドリナ氏は、「マリウポリでの第3小児病院(産科病院)の空爆現場からの記者の動画・写真で見られた、担架で運ばれていた最初の妊婦は、生き延びられなかった。彼女の産めなかった子供も生きられなかった」と書き込んだ。

ドリナ氏は、この情報はAP通信のためにその女性の避難時の写真を撮った写真家のイェウヘン・マロリェトカ氏が認めたと伝えた。

同氏は、もう一人の同空爆現場から避難し、報道関係者に写真を撮られていた妊婦のマリアンナ・ピドフルシカ氏は生きており、3月10日に出産したと伝えた。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。3月9日、ロシア軍は、東部マリウポリ市の産科病院敷地への爆撃を行っていた。