マリウポリ市民、160台以上の自家用車での避難に成功
14日、ロシア軍により包囲されているウクライナ東部マリウポリ市からベルジャンシク市へと自家用車160台以上による避難が実現した。
マリウポリ市議会がテレグラム・チャンネルにて報告した。
発表には、「13時時点で、マリウポリからベルジャンシクまでの通りに160台以上の自家用車が出発できたことがわかっている。マリウポリ市民は、以前に確立された以下のルートの人道回廊にしたがって進んでいる。ルート:『マリウポリ(メレキネ村方面へ出域)〜ポルトウシケ村〜マンフシュ町〜ベルジャンシク〜トクマク〜ザポリッジャ』」と書かれている。
また、発表時点では、自家用車で出発したマリウポリ市民はすでにベルジャンシクを通り、ザポリッジャ方面へ移動しているという。また、同時点では、確立された人道回廊沿いでは停戦が維持されているという。
市議会は、「全てのマリウポリ市民に対して、応急支援、滞在場所、今後の滞在支援が与えられる」と報告した。
なお、現在、マリウポリ市は、ロシア軍に包囲されており、ウクライナ軍との間で激しい戦闘が続いている。ウクライナ・ロシア間で連日マリウポリ市民の同市からの避難と人道支援の同市への配送のために人道回廊開設に合意されているが、ロシア側が停戦を遵守しないことから、人道回廊は機能していなかった。
14日、ウクライナとロシアは、停戦を伴う人道回廊をマリウポリのものを含め10本設置することを計画していた。