ポーランド、スロベニア、チェコが10項目制裁案を作成 ウクライナは支持=宇大統領府長官

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は25日、ポーランド、スロベニア、チェコがロシアによる対ウクライナ戦争の終結を目的とする10項目からなる対露制裁計画を提案したと明かし、ウクライナは同計画を支持していると発言した。

イェルマーク大統領府長官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

イェルマーク氏は、「ポーランドは、スロベニアとチェコと共に、欧州連合(EU)が本当に戦争を終わらせたい場合に履行すべき10項目の行動計画を準備した。全てのロシア国民への査証発給停止から、SWIFT(国際銀行間通信協会)からの完全な遮断、交通網の封鎖まである。ウクライナは、その計画を完全に支持する」と発言した。

同氏はまた、ウクライナはEUに対してこの制裁を発動するよう要請しているとし、「世界がロシアの経済的潜在能力を縮小させるのが早ければ早いほど、ロシアがこの血塗られた戦争を継続するための余力は少なくなっていく」と指摘した。

さらに同氏は、ドイツがロシア産ガスを露ルーブルで支払えとのロシアの要求を拒否したことは非常に重要だとし、他の欧州の国々も同様に行動すべきだと発言した。また同氏は、石油の禁輸をできるだけ早く実現することが必要だと強調した。