マクロン仏大統領とプーチン露大統領、電話会談　マリウポリへの人道作戦は「現在不可能」

仏大統領府は、マクロン仏大統領とプーチン露大統領の電話会談の後、ウクライナ東部マリウポリへの人道作戦は「現時点では」不可能だと発表した。

ＢＦＭＴＶが報じた。

報道には、「マクロン仏大統領とプーチン露大統領の対話の終わりに、大統領府は、人道作戦は現時点では不可能だと指摘した」と書かれている。

さらには、「フランス大統領がフランス、トルコ、ギリシャが提案したその（編集注：マリウポリの住民の）避難作戦をロシアの同僚（編集注：プーチン露大統領）に紹介したところ、彼は、返事をするのではなく『それについて考える』と発言したと、大統領府は伝えた」と報じた。

これに先立ち、２９日、マクロン仏大統領とプーチン露大統領は、マリウポリにおける人道作戦実施をはじめとする、ロシアによる対ウクライナ戦争の諸問題において協議していると伝えられていた。

２６日、マクロン氏は、フランスはトルコ、ギリシャと調整して、マリウポリから住民を避難させる人道作戦の実施を行うつもりだと発言していた。

写真：Stringer, Anadolu Agency