ロシアにとっての戦争のアフガン化は起こらない=大統領府長官顧問

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は2日、ロシアにとっての長期的かつ消耗的な「紛争のアフガン化」は起こらないだろうと述べつつ、ロシア軍をさらに追い払うためには、ウクライナにとって激しい戦闘は避けられないとの見方を示した。

ポドリャク氏がツイッター・アカウントに書き込んだ

ポドリャク氏は、「誰かが望むような『アフガン化』、ロシアにとっての長期的かつ消耗的な紛争というのはないだろう。ロシアは、南部と東部を除く全ての領土から去り、そこ(編集注:南部と東部)で穴を掘り、防空システムを設置し、損耗を著しく減らし、条件を命令してくるだろう。私たちがロシア人をさらに追い出したければ、激しい戦闘は避けられない」と発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による全面的侵略が続いている。3月29日以降、ロシア軍はキーウ州から一部兵力を撤退させており、同時にウクライナ軍による同州複数自治体の奪還が報告されている。他方で、ロシア軍は、占領を続ける南部では住民に対する支配を強め、北部や東部では引き続きウクライナ軍との激しい戦闘を続けている。

写真:ウクライナ軍