ウクライナ軍、南部の複数自治体のコントロール回復=参謀本部

ウクライナ軍参謀本部は5日、ロシア軍が南部ミコライウ州とヘルソン州の境界線の自治体複数のコントロールを失ったと発表した。

参謀本部が5日6時時点の情報をフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「最新情報では、5日6時時点で、ウクライナ防衛者の成功裡の行動により、敵は、ミコライウ州とヘルソン州の境界線の自治体複数のコントロールを失った」と書かれている。

その他の主要な報告内容以下のとおり。

モルドバ領(被占領下)トランスニストリア:敵が緊張を駆り立ている。複数方面で部隊再編を実行し、予備兵の追加を行っている。部隊の戦術的配置地点の改善をしようとしている。

ドネツィク・タウリヤ方面(東部・南部):衝突ライン沿いにて敵の火砲砲撃が継続。リマン、シェヴェロドネツィク、ポパースナ各方面で敵が侵攻を行おうとするも成功はなし。アウジーウカ方面、クラホヴェ方面では敵はウクライナ軍配置地点の砲撃を継続。マリウポリでは、ロシア軍の主な努力は、アゾフスタリのウクライナ軍部隊の封鎖と殲滅の試みに集中。航空機の支援を受けて、敵は工場敷地の制圧を目的とした襲撃を再開。

スロビダ方面(北東部):敵はハルキウ砲撃を継続し、ウクライナ軍部隊の防衛地点の情報収集を行っている。イジュームの北で砲撃継続。

ロシア東部軍管区第35諸兵科連合軍第38独立自動車狙撃旅団の一部は、戦闘による著しい人員損耗から、退却後、さらなる戦闘への参加を拒否。現在、同部隊の軍人はウクライナ・ロシア間国境付近に滞在しており、ロシア領への帰還を待っている。

ルハンシク州スヴァトヴェ地区に駐留し、地元住民を採用している南部軍管区第8諸兵科連合軍第2軍集団(編集注:いわゆる「LPR人民警察」)は、士気が低く、装備・防護品に問題を抱え、課題遂行の準備がない。

ドネツィク・ルハンシク両州では、過去24時間、11の敵の襲撃を撃退し、戦車5両、戦闘装甲機材7台、車両5台を破壊した。