ロシア軍、ルハンシク州リシチャンシク襲撃継続=ウクライナ参謀本部報告

ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍がウクライナ東部リシチャンシクの石油精製所の敷地で襲撃を行なっており、またヴェルフニョカムヤンカ近くで攻撃をしかけているとし、報告時点でも戦闘が続いていると伝えた。

参謀本部が30日6時時点の情勢につき、フェイスブック・アカウントで報告した

ドネツィク方面(東部):敵は、火砲支援を受けつつ、リシチャンシクの封鎖とリシチャンシク〜バフムート幹線地域の制圧を試みている。リシチャンシク、ヴェルフニョカムヤンカ、シヴェルシクの民間インフラが砲撃された。ヴォウチョヤリウカ近くで空爆あり。

ヴォリーニ方面・ポリッシャ方面(北西部):ベラルーシ軍部隊が同国ブレスト州・ホメリ州の国境隣接地区への駐留を継続。現在ある情報では、同国軍事委員会が両州にて住民の秘密動員を行う可能性を調べているよう。

ハルキウ方面(北東部):敵は以前に制圧した拠点の防衛を継続。戦車、迫撃砲、榴弾砲、多連装ロケットランチャーにより、ハルキウ市諸地区、ピトムニク、ウクラインカ、ペレモーハ、デメンチーウカ、プルジャンカ、コロボチキネ、ルビージュネを砲撃。ウクライナ軍は、デメンチーウカへの敵襲撃試みを撃退。プルジャンカ、ヴェルフニー・サルチウ付近への空爆あり。

スロヴヤンシク方面(東部):敵は戦力再編と防衛を実施。マザニウカ、ジブリウネ、クスノピッリャから各種砲撃あり。

クラマトルシク方面(東部):敵は活発な攻撃を行わず。複数砲撃あり。

バフムート方面(東部):ベレストヴェ、ポクロウシク、ズヴァニウカ近くで砲撃、ポクロウシクで空爆確認。ウクライナ軍は、クリノヴェ、ノヴォルハンシケにて敵侵攻を止め、敵に多大な損失を出させた。また、ヴフレヒルシク火力発電所方面への襲撃を撃退した。

アウジーウカ方面、クラホヴェ方面、ノヴォパウリウシケ方面、ザポリッジャ方面:敵はヴォージャネ、アウジーウカ、マルインカ、ヴフレダル、ポルタウカ、ノヴォウクラインシケ、ノヴォシルカ、オリヒウを砲撃。アウジーウカとシェルバキ近くのウクライナ軍拠点を空爆。敵はパウリウカで襲撃を試みるも、成功せず、退却。

ピウデンニー・ブフ方面(南部):敵は民間・軍事インフラを体型的に砲撃し、また戦力再編を続けている。クニャジウカ、ポチョウキネ、ベレズネフヴァテへミサイル攻撃・空爆あり。敵は空からの偵察を行なっている。地域の重要インフラへのミサイル攻撃の脅威が継続。

写真:AA