カナダ軍情報機関、ロシアにウクライナでの目的達成能力はないと評価

カナダ軍情報司令部(CFINTCOM)は21日、ロシア軍のウクライナでの人員・装備損耗により、ロシアは自らの軍事目標を達成できないとの評価を発表した。

カナダ軍情報司令部がツイッター・アカウントにロシアの主張に対するファクトチェック評価を掲載した

同発表には、「人員・装備の著しい損失により、ロシアはウクライナにおける自らの野望を遂行する軍事能力をもはや有していないようである」と書かれている。

また、情報司令部は、ロシアは「すでに得た部分的な領土の支配のために新しい公な根拠を提供しながら」自らの戦略目的を縮小せざるを得なくなっていると指摘した。

さらに、「ロシアはウクライナにて常にマクシマリスト的地理的野心を持っていた。モスクワの侵攻当初のキーウと北東のチェルニヒウ、スーミ、ハルキウ制圧に失敗した努力は、ドンバスの外へと広がる、その著しい領土的野心を示している」と書かれている。