11日にG7、ウクライナ情勢でビデオ会合開催 ゼレンシキー宇大統領も冒頭参加へ

ドイツ首相府のヘーベシュトライト報道官は10日、G7が11日にウクライナ情勢でビデオ会合を開催すると発表した。

ヘーベシュトライト報道官がベルリンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヘーベシュトライト氏は、「明日、10月11日火曜日、G7の国々は14時にビデオ会合を開催する。ウクライナのゼレンシキー大統領も会合冒頭に出席する」と発言した。

同氏はまた、ドイツ政府は今日のロシアによる多くの犠牲者を出したウクライナに対する大規模攻撃を厳しく非難すると発言した。

さらに同氏は、ショルツ独首相が、ゼレンシキー宇大統領と電話会談を行い、キーウの状況について報告を受けたとつたた。ショルツ独首相は、自身とG7全体からのウクライナの人々との完全な連帯を表明し、また支援提供も約束したという(編集注:ゼレンシキー宇大統領もツイッター・アカウントでショルツ独首相との電話会談実施を報告している)。

ヘーベシュトライト氏は、「ドイツは、破壊されたり、損傷した民間インフラ、特にエネルギーインフラの復興、修理のものをはじめ、追加支援を動員するべく、あらゆる可能なことを行う」と発言した。

加えて同氏は、ショルツ首相がバイデン米大統領との電話会談を行ったことを喚起し、両首脳がロシアによる戦争のエスカレーションを非難し、ロシアの動員は誤りだとの点で一致したと伝えた。

同氏は、「私たちは、プーチン露大統領に対して、ウクライナにおける戦闘行為を速やかに停止し、ウクライナ領土全体から自国軍を撤退させるよう要請する」と発言した。

記者から、ドイツが提供を約束した防空システムはいつウクライナに提供され、いつウクライナの町を守ることになるのかと質問されると、ヘーベシュトライト氏は、「約束のタイミングと、供給のタイミングの間には、数か月の間が生じる可能性がある。なぜなら、システムは開発せねばならないからだ」と発言した。さらに同士は、人員の訓練も必要であるとし、訓練は「今後数日か数週間」で行われると指摘した。