露軍司令官、ウクライナ南部ヘルソン市からの軍撤退を発表
ロシア軍にてウクライナでの軍事作戦を指揮しているスロヴィキン司令官は9日、ショイグ露国防相に対して、占領するウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市を含むドニプロ川右岸からの撤退を提案した。
ロシア語ニュースサイト「メドゥーザ」が報じた。
スロヴィキン氏はまた、現状ではヘルソンと隣接自治体の維持が不可能であると述べ、「状況を評価した上で、ドニプロ川左岸に沿って防衛することを提案する」と発言した。これを受けて、ショイグ露国防省は、同提案に同意した上で、部隊の撤退を命令した。
これに先立ち、ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は10月末、ロシアによる占領の続くウクライナ南部ヘルソンの解放作戦は、11月末まで続く可能性が大きいと発言していた。