ヘルソン市で拷問部屋4室発見

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ウクライナの検事総局は21日、ロシアの占領から解放された南部ヘルソン市にて、4つの建物から拷問部屋を見つけたと発表した。

検事総局がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、ヘルソン州検察機関の検察官は、警察官と専門家とともに、4つの施設の視察を行った。そこは、市が制圧下にあった際、占領者が違法に人々を拘束し、残虐な拷問を行っていたところである」と書かれている。

捜査班は、ヘルソン市占領期に、ロシア軍とロシア特殊部隊が拘置所や警察署の建物にて、擬似法執行機関を設置していたと指摘しており、それは発見された文書から判明していると伝えた。発見されたものの中には占領政権警察の代表者の身分証明書や、勤務交代表、「捜査室」「犯罪捜査」などと書かれたラベルがあるという。

また、警棒や棍棒、ロシア占領者が拷問に利用したとみられる電流を流す機器、白熱灯、壁の中に埋まっていた弾丸なども見つかっているという。捜査班は、これらの部屋では、様々な拷問、物理的・心理的暴力が行使されていたと見ている。

拷問に使われていた部屋の一つからは、金属パイプ、手錠なども発見されたという。