ロシアの拘束から36人のウクライナ国民解放
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は23日、ロシアとの間で新たな被拘束者交換が行われたとし、計35人の軍人・民間人を解放させることができたと報告した。
イェルマーク氏がテレグラム・チャンネルで報告した。
イェルマーク氏は、解放された者の中には「マリウポリを防衛していた者、アゾフスタリにいた者や、ロシアによる全面的侵攻の最初の数日にチョルノービリ原発にて拘束された国家警護隊隊員もいる」と伝えた。
また同氏は、解放された者の内訳として、国家警護隊隊員22名、国境警備隊隊員8名、海軍軍人4名、陸軍軍人1名、民間人1名(片足切断)だと説明した。
加えて同氏は、「私たちは、戦争にて8か月拘束されていた者を帰還させることができた。スラヴティチには、チョルノービリ原発防衛者のことを家で皆が待っていると書かれた立て看板がある。彼らは戻ってきている。そして、戻ってきているのは彼らだけではない」と指摘した。
また同氏は、今回の帰還作戦に関わった捕虜扱い問題調整本部の活動に謝意を伝えた。