ゼレンシキー宇大統領、東部のバフムートとソレダールの戦いの激しさに言及
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ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、前線の状況は引き続き困難であり、中でもバフムートとソレダールが最も厳しいと指摘した。同時に同氏は、ウクライナ軍は、それら地点の防衛を強化するために追加で部隊を投入したとも伝えた。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「ルハンシク州とドネツィク州で激しい戦いが続いている。両方面のそれぞれのホットポイントはよく知られていよう。バフムートは何はともあれ耐えている。町の大半はロシアの攻撃により破壊されたものの、私たちの戦士は、そこでロシアの恒常的な進軍の試みを撃退している。ソレダールも耐えている。ただし、そこにはさらに破壊があり、非常に厳しい」と指摘した。
同氏はまた、これらの町は、前線における最も凄惨な場所であり続けていると強調した。
さらに同氏は、今日同方面の司令官であるシルシキー将軍(陸軍司令官)がバフムートとソレダール近郊の防衛を行う部隊を巡ったと伝え、シルシキー氏は叙勲を行い、現場で防衛強化のために、追加部隊の投下や火力強化といった必要な方策を組織したと報告した。
同氏は、「私たちの陣地、私たちの防衛面での行動は全て相互に結びついていること、そして前線の各地点の強靭さと効率によって、前線全体の行動の強靭さと効率がかかっていることを理解せねばならない」と発言した。
これに先立ち、同日、マリャル国防次官が「現在、ソレダールが非常に困難だ」と報告していた。
写真:大統領府