北朝鮮が対ウクライナに1万2000人の派兵決定=韓国情報機関

韓国の国家情報院は18日、北朝鮮が1万2000人の兵力を対ウクライナ戦争を続けるロシアへの支援のために派兵することを決定したと発表した。

韓国の聯合ニュースが報じた

国家情報院によれば、特殊作戦部隊隷下の4個旅団に所属する計約1万2000人だと予想されるという。

そして、これら特殊部隊のロシアへの移送は今月8日から行われており、すでにロシア軍の揚陸艦4隻と護衛艦3隻で約1500人がウラジオストクに到着したという。

この北朝鮮兵は、ウラジオストク、ウスリースク、ハバロフスク、ブラゴヴェシェンスクに駐留しているという。また、これら兵士にはすでにロシア軍の軍服や武器、偽の身分証が支給されたという。

国情院は、近々2回目の輸送作戦が進められると予想している。

その他、ロイター通信は、韓国の尹大統領が、情報機関、軍、安全保障機関の代表者との臨時会合を開催したと報じた

大統領府は、会合参加者がロシアと北朝鮮の緊密な繋がりが軍事物資の移動を超えて、実際の部隊の派遣にまで及んでいる現状は、韓国だけでなく、国際社会にとっても重大な安全保障上の脅威であるとの見解を共有したと伝えている。

これに先立ち、ウクライナのブダーノウ情報総局局長は、現在北朝鮮兵約1万1000人がロシア東部で訓練を受けており、11月にはウクライナに対して戦う準備ができると発言した

また、ゼレンシキー宇大統領は17日、北朝鮮将校はすでにウクライナの被占領地でロシア兵を訓練していると発言していた

写真:KCNA