露軍のウクライナ全土大規模攻撃の各地被害続報

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ウクライナの国家非常事態庁は、17日の夜間から朝にかけてロシア軍が行ったウクライナ全土への自爆型無人機とミサイルを組み合わせた大規模攻撃の被害の写真を公開した。

国家非常事態庁がフェイスブック・アカウントで伝えた

同庁は、西部リヴィウ州では、敵ミサイルの破片の落下で、ガレージが破損し、火災が発生したと伝えた。

中部ジトーミル州では、敵攻撃により離れ屋と民家が破損。火災が発生。犠牲者は出なかったという。

中部キーウ州では、ミサイルの破片で民家と離れ屋、図書館などの建物、自動車2台が破損。民間ガレージで火災が発生。犠牲者は出ていないとのこと。

また、同庁は、テレグラム・チャンネルにて、西部プリカルパッチャ地方の重要インフラがロシア軍に攻撃され、火災が発生した、犠牲者は出ていないと伝えた

南部オデーサ州では、キペル州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の同日の攻撃で2名が死亡、1名が負傷したと報告した

オデーサ州へのミサイル攻撃の被害 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

またキペル氏は、攻撃を受けて水供給が停止されていたが、「現時点でオデーサは、水供給を徐々に再開している」と伝えた。

攻撃を受けた後のオデーサ市内の水不足 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

南部クリヴィー・リフ(ドニプロペトロウシク州)のヴィルクル市防衛評議会議長は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のミサイル攻撃でインフラ施設が破壊されたと伝えた

ヴィルクル氏は、「敵のミサイルがインフラ施設に着弾。破壊は甚大だが、おお、神よ、犠牲者は今のところ見かけていない」と伝えた。

同氏は、敵の同市への攻撃により緊急に熱供給施設とポンプステーションが停止され、水と熱の供給ネットワークに複数の衝撃が生じたと伝えた。その後、電力事業者「ウクルエネルホ」社は、緊急停電を導入。病院は、発電機での運用に切り替えられたという。

西部リウネ州へのミサイル攻撃につき、国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、インフラ施設に火災が生じ、救助隊が鎮火したと報告した

また、同庁は、同州における敵ミサイルの着弾により、住宅2軒が被害を受けたが犠牲者は出なかったと伝えた。

Рівненщина: рятувальники ліквідували пожежу, що виникла внаслідок ворожої атаки на об'єкті інфраструктури 53...

Опубліковано ДСНС України Неділя, 17 листопада 2024 р.

中部ヴィンニツャ州の警察は、テレグラム・チャンネルにて、同州ではロシア軍のミサイル攻撃により、重要インフラ施設と教育施設が破損したと伝えた

警察は、「重要インフラ施設と、民間施設7軒(教育施設、集合住宅、ガレージ)への破損が確認された」とし、スポーツ学校のボート施設が大きな被害を受けた、また民間自動車2台も破損したと伝えた。

南部ヘルソンでは、ロシア軍の榴弾砲砲撃により、市民1名が死亡、無人機攻撃により2名が負傷した。ヘルソン州軍行政府が伝えた。

発表には、「残念ながら、中央地区への榴弾砲攻撃により1名が死亡した」とあり、さらに「爆発物の投下により、37歳と39歳の男性2名が負傷した」と書かれている

西部リヴィウ州では、警察が、ロシア軍の攻撃により、死者1名、負傷者3名が発生したと伝えた

また、敵の攻撃により、ガレージ20点が破損、火災が発生したという。

中部ポルタヴァ州では、プロニン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、クレメンチューク地区にて撃墜されたミサイルの落下で、6軒の集合住宅のガラスが割れ、自動車が炎上、負傷者が発生したとし、その内1名が重傷で病院へ搬送されたと伝えた。

電力会社「DTEK」は、同日の大規模攻撃で、同社の火力発電所の設備が深刻な被害を受けたと報告した

同時に同攻撃での犠牲者は出ていないという。

同社は、「攻撃が終了してから、同社従業員は、緊急に被害除去と施設の活動再開に取り掛かった」と伝えた。

さらに同社は、同攻撃は今年の同社施設に対する8回目の大規模攻撃だとし、またDTEKの火力発電所は、ロシア軍の全面侵攻開始から合計で190回以上の攻撃を受けていると伝えた。

同日の攻撃のこれまでの被害の報道はこちら