露軍、ウクライナ南部オデーサをミサイルで攻撃 死者10名、負傷者39名

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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、18日日中同国南部オデーサをミサイルで攻撃した。現時点までに、死者が10名、負傷者が39名出たことが判明している。

キペル・オデーサ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

キペル氏は、「オデーサ中心部へのロシアのミサイル攻撃により、医療関係者、警察官、民間人など8名が死亡した。39名が負傷。内4名が7歳、10歳、11歳、11歳の児童だ。中度の負傷の児童は病院へ搬送された。また病院へは30名の成人が搬送され、内3名が重体である。医師は、個々の命と健康を守るべく、あらゆる可能なこと、不可能なことを行っている。その他の負傷者には現場で支援が施された」と伝えた。

ゼレンシキー宇大統領は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍がオデーサの住宅街を弾道ミサイルで攻撃したと伝えた

ゼレンシキー氏は、「ロシアのテロリストによるオデーサの住宅街への弾道ミサイル攻撃だ。自動車の駐車場に着弾した。アパート、大学、行政庁舎が破損した。今のところ、8名の人が殺害されている」とし、遺族・近親者に哀悼を伝えた。

また同氏は、「これはランダムな攻撃ではなく、示威攻撃だ。プーチンとの電話や会談の後、メディアでの攻撃を『控える』というあらゆる嘘の噂の後に行われている。ロシアは、本当は何に関心があるかを示している。戦争のみだ」と強調した。

そして同氏は、「全世界がそのシグナルを聞くべきだ。G20加盟国が会談する会場から、世界の全ての首都にいたるまで」と指摘した。

さらに、国家警察オデーサ州総局は、すでに10名が死亡したことが判明しているとし、「警察官7名、医療関係者1名、地元住民2名だ。その他、39名が負傷。内4名が児童、14名が警察官だ」と伝えた

トルハノウ・オデーサ市長は、テレグラム・チャンネルにて、「住宅、行政庁舎、教育施設、自動車が破損した」と報告した

動画:国家非常事態庁(テレグラム