ウクライナと日本、安全保障分野協力を協議=国家安全保障国防会議発表
トゥルチーノウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記と倉井在ウクライナ日本国大使は、ウクライナと日本の安全保障分野における協力問題とウクライナの防衛産業の改革について協議した。
4日、NSDCが発表した。
発表には、「両者は、ウクライナと日本の安全保障分野の協力の深化について協議した。特に両者はウクライナの防衛産業コンプレクスの改革と同分野での二国間協力の深化・集中の可能性に注意を向けた」と書かれている。
また、会談時には、ロシア連邦によるハイブリッド侵略という文脈でのウクライナ東部情勢についても協議されたとある。その際、トゥルチーノウNSDC書記は、ロシア連邦に対する制裁圧力を維持することとロシアの侵略に対する対抗措置を国際レベルで調整することが重要であると強調したとのこと。
発表には、倉井大使が、クリミア違法併合の不承認とウクライナの主権と領土一体性支持という日本の不変の立場を再確認した他、日本はあらゆるレベルでのウクライナとの二国間協力の深化に関心を持っていると強調したと書かれている。
なお、ウクルインフォルムがこれまでに報じたように、2019年1月に倉井高志在ウクライナ日本国大使が着任している。