ウクライナエンジン搭載のトルコ新型無人機アクンジュ、トルコ軍に配備
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29日、ウクライナ産エンジンを搭載するトルコの新型無人機「アクンジュ(Akıncı)」の軍への引き渡し式がイスタンブル近郊にて開催された。
同日、トルコのバイカル・マキナ社がユーチューブ・チャンネルにて中継した。
アクンジュ・プロジェクトを率いるバイカル・マキナ社技術ディレクターのセルチュク・バイラクタル氏は、演説において、「バイラクタル・アクンジュ製造プロセスにて、3つの試作品が作られた。アクンジュ第1無人機は、2019年12月6日に初飛行を成し遂げた。アクンジュは、改善の過程で多くの成功を達成している。バイラクタル・アクンジュは、トルコ航空市場最高の高度記録を達成している」と説明した。
同氏によれば、バイラクタル・アクンジュの離陸重量は6トン、最大積載量1.5トン、100以上のデバイスとコンピュターが搭載されており、AI技術を基本に動作するという。
イスタンブル近郊のバイカル・マキナ社科学研究センターで開催された軍への引き渡し式には、エルドアン・トルコ大統領も出席。エルドアン大統領は、国産軍事産業プロジェクトを通じて、トルコは短期間で防衛産業の自国産比率を20%から80%に拡大したと強調した。
エルドアン大統領は、「私たちの次の目的は、私たちの空母に離着陸が可能な攻撃型無人機の製造である」と発言した。
大統領はまた、バイカル・マキナの無人機バイラクタルTB2はウクライナにも供給されていることを喚起した。
なお、バイラク・マキナ社は、新型無人機アクンジュにてウクライナのエンジンを使用している。