「ロシアとの直接協議なくして戦争は止められない」=ゼレンシキー大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、ロシア連邦との直接協議をしなければ、ロシアとの戦争を止めることはできないと主張した。

ゼレンシキー大統領が最高会議(国会)における年次教書演説の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私たちは、真実を述べなければいけない。私たちは、ロシア連邦との直接協議なくして、戦争を止められない。今日、全ての国際パートナーがそのことを認めている。全ての国際パートナーは認めているが、国内のいくつかの人々はそれを認めていない。私たちは、強力な軍があることを理解した上で、話をしなければならない」と発言した。また、大統領は、ウクライナ国民はドンバス地方を取り戻したがっているのであり、そのためには対話が必要だと指摘した。

さらに大統領は、ドンバスでは8年間にわたり戦争が続いており、ロシアによるクリミア占領も8年目となると述べつつ、「私は、そのことにつきロシア側に直接言うことを恐れない。私は、彼らとの直接対話を恐れない」と強調した。