NATO事務総長、ウクライナの将来のNATO加盟に関する決定の有効性を再確認

ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長は、ウクライナが将来NATOに加盟するという2008年のNATO加盟国の決定の有効性を改めて確認し、ロシアにはそれを拒否する権利はないと強調した。

11月30日、ストルテンベルグNATO事務総長が外相理事会初日会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ストルテンベルグ氏は、「私たちは、ウクライナの加盟に関して私たちが下した決定を維持している。私は、私たちがその決定を初めて発表した(2008年の)ブカレストNATO首脳会談に出席していた。私たちは、ウクライナの加盟への道、欧州大西洋統合への道、改革実施、汚職との闘い、安全保障・国防機構近代化の道を支持しているのだ」と発言した。

同氏はまた、NATO加盟のためには、その国がNATO基準に適合する必要があるとし、さらにNATO拡大は全30の加盟国によるコンセンサスで決定するものだと喚起した。

同氏は、「政治的なメッセージは、ロシアにはそのプロセスに関与する権利は一切ない、というものだ。ウクライナは独立した主権国家であり、いかなる独立した主権国家も、自らの道を選択する権利を有しているのであり、それには安全保障機構の選択も含まれる。つまり、それはいつウクライナがNATO加盟の準備ができたかを判断する、ウクライナと30の同盟国のみの問題なのだ」と強調した。

なお、11月30日から12月1日にかけて、リガにてNATO外相理事会が開催されている。