ゼレンシキー宇大統領、韓国に防空システム供与を要請
ウクライナのゼレンシキー大統領は、韓国が防空システムのような軍事機材を供与してくれることへの期待を表明した。
ロイター通信が韓国の朝鮮日報へのゼレンシキー大統領のインタビューをキャリーして報じた。
ゼレンシキー氏は、韓国が総額2億3000万ドルの地雷除去用車両や人道支援の供与を約束したことにつき謝意を伝えた。同時に同氏は、ウクライナは防空システムと早期警戒システムを必要としていると強調した。
その際ゼレンシキー氏は、「私は、装備支援に関する多くの制限があることは知っている。しかし、それら原則は防衛システムや私たちの施設を守る機材には適用されるべきではない。防空システムは、武器ではなく、完全に防衛機材なのだ。私たちは、ウクライナの再建のために『空の盾』を得なければならず、私は、韓国がその分野で私たちを支えてくれることを強く期待している」と発言した。
さらに同氏は、韓国の早期警戒システムはウクライナがロシアの空襲から身を守るのに役立つとも指摘した。
これに先立ち、韓国の尹大統領は、広島でのゼレンシキー大統領との初会談時にウクライナへの地雷除去車両などの非殺傷装備の追加支援の供与を約束していた。