ウクライナ、イタリアとカナダと安保協定に署名
ウクライナは24日、イタリアとカナダそれぞれと安全保障分野の協定を締結した。
ゼレンシキー宇大統領がキーウを訪れたメローニ伊首相とトルドー加首相との間で署名を行ったことを記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「今日、私たちは、イタリアとカナダとの間で二国間安全保障協定を締結した。つまり、ロシアの対ウクライナ全面侵攻2年目の日に、私たちは、あらゆる困難や挑戦があろうとも、国は強くなるばかりで、自由世界のパートナーと常に一緒にあるということを改めて証明しているのだ」と発言した。と発言した。
ゼレンシキー氏は、メローニ伊首相との安保協定締結につき、「イタリアとの安保協定がある。防衛分野における欧州・欧州大西洋レベルでの連携の重要な側面を明らかにしている。イタリアによるウクライナ、私たちの民、私たちの戦士に対する2024年年末までとこの協定の効力発生期間の支援提供継続の決定を評価している。安全保障問題を今後も最大の民主的国家共同体G7の活動の優先課題にしてくれることにつき感謝している」と発言した。
同氏はまた、「私たちのジョルジャ・メローニ伊首相との会談は、いつも充実している。今日の会談の重要な結果が、二国間安全保障協定の署名だ。この文書は、ウクライナとイタリアの間の長期安全保障パートナーシップにとっての強固な基盤を築くものだ」と伝えた。
さらに同氏は、同日、イタリアのG7議長国の文脈におけるウクライナの今後の支援についても協議したと発言し、また「イタリアのウクライナ支持、とりわけ防衛能力や私たちの国再建、2024年年内のウクライナへの軍事支援供与継続につき感謝している」と述べた。
ゼレンシキー氏は、トルドー加首相との間でウクライナ・カナダ間の安全保障分野協力協定に署名したと伝えた。
同氏は、同文書は2024年のカナダによるウクライナに対する30億カナダドルのマクロ財政支援と防衛支援の拠出を定めていると伝えた。
そして同氏は、「首相とカナダ国民全員に感謝している! あなた方は全面戦争の最初からウクライナと共にいてくれている。それは私たちにとって非常に価値あることだ」と書き込んだ。
今回イタリアとカナダとの間でウクライナが締結した安全保障協定は、昨年7月にビルニュスの際に発表されたG7首脳宣言に基づくもの。これまでに英国、フランス、ドイツ、デンマークがウクライナとの間で個別に署名している。
ウクライナと日本も、昨年10月7日に、ウクライナの安全保証に関する二国間合意締結に向けた一回目の協議を行っている。