ウクライナとEU、安全保障分野協力協定に署名

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ウクライナと欧州連合(EU)は27日、二者間の安全保障分野協力協定を締結した。

ウクライナとEU、安全保障分野協力協定に署名

ブリュッセルにて、ウクライナと欧州連合(EU)は27日、二者間の安全保障分野の協力を定める「ウクライナ・EU共同安全保障コミットメント」が署名されたした。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ウクライナ側はゼレンシキー大統領が、EU側はミシェル欧州理事会議長とフォンデアライエン欧州委員会委員長が署名した。

ウクライナ大統領府広報室の発表によれば、この文書は、軍事、財政、人道、政治分野の10年間にわたる広範な支援を提供するという、EU全27加盟国の多面的かつ長期的コミットメントを初めて明記したもの。

また同文書には、ウクライナがEUに加盟するまでの同国の支援に関する長期的コミットメントと準備が記載されている。

さらに全加盟国による対露制裁強化、制裁迂回との闘い、ハイブリッド/サイバー脅威との闘いや黒海・アゾフ海での自由な航行確保における協力の準備も確認されている。

また、キーウにEUの防衛イノベーション事務所の解説や、ウクライナとEUの間の防衛産業協力についても記載されている。

大統領府は、今回のコミットメントは、すでにEU加盟国との間で締結された二者間安全保障協定を補完し、強化するものであり、また現時点では「ウクライナ支援に関する共同宣言」へと合流していない国々にとってのウクライナ支援に関するコミットメントを明記するものでもあると説明している。

加えて、EUが第三国との間で署名した文書の中で初めて、将来のあり得る侵略が生じた場合の24時間以内に関連協議を行うメカニズムが定められている。

また、大統領府は「ウクライナ・EU共同安全保障コミットメント」の全文を公開した

写真:大統領府