米国防総省、ウクライナ操縦士の「F16」訓練状況にコメント

米国のライダー国防総省報道官は2日、複数のウクライナ軍航空機操縦士がすでに米国での「F16」訓練を終えて、欧州へ出発していると発言した。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ライダー報道官は、「現在10人以上の操縦士がデンマークと米国で『F16』の訓練を受けている」と発言した。

また同氏は、安全上の理由から訓練を受けているウクライナ人の数や訓練スケジュールについて具体的なことは公開できないと発言した。同時に同氏は、訓練プロセスは、操縦士の飛行経験や英語運用水準などに左右されると指摘した。さらに同氏は、「F16」の展開のために資材・技術面の基盤を準備する必要があるとも述べた。

その上で同氏は、「よって、ウクライナ防衛問題コンタクトグループにより形成された空軍連合は、本件を総合的に見ていき、同国のニーズを考慮し続けていく」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナの操縦士の一部は、米国での訓練を終えて、欧州に出発したと伝えた。他方で、訓練を受けた操縦士のステータスについては、ウクライナ側が話すことだと指摘した。

その他同氏は、近々本件に関してより多くの発表があるだろうと発言した。また同氏は、「F16」が今夏ウクライナに引き渡されるとの情報を認めた。

写真:Ezra Acayan/ゲッティ