米国、新たな対ウクライナ安保支援を発表

米国政府は3日、ウクライナに対する新たな大型安全保障支援パッケージを発表した。同支援には、高機動ロケットシステム「ハイマース」の弾薬、防空装備品、火砲弾薬などが含まれる。

ジャン=ピエール・ホワイトハウス報道官が発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジャン=ピエール氏は、「米国がウクライナの対ロシア侵攻を支持し続ける中、バイデン=ハリス政権は、安全保障分野の大型の対ウクライナ支援パッケージへの拠出を発表する」と発言した。

同氏はまた、新たな支援の総額については言及しなかったが、今回の支援は4月にバイデン大統領が国家安全保障上のニーズへの追加財政拠出法に署名して以来、米国が拠出する7回目の支援パッケージとなると発言した。

さらに同氏は、新しい支援パッケージには、ウクライナの防空システムのための弾薬、高機動ロケットシステム「ハイマース」弾薬、火砲弾薬、その他米国の在庫から大統領権限で放出される「決定的に重要な物品」を含むと伝えた。

加えて同氏は、支援パッケージには、防空システム「パトリオット」「ナサムス」のための新たなミサイルの調達用の国防総省向け追加資金が含まれているとし、それは「ウクライナが自らの軍と町をロシアの空からの攻撃から身を守ることを支援するため」だと説明した。