カナダとノルウェーの外相、ウクライナによる長射程兵器での露領攻撃解禁を訴える

カナダのジョリー外相とノルウェーのアイデ外相は10月31日、ウクライナに対するロシア領内の軍事目標を西側長射程武器で攻撃させる許可を与える必要性を訴えた。

ジョリー加外相は、モントリオールで開催された「平和の公式」の人道問題を扱う閣僚級会合の総括記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジョリー氏は、「私たちは、ウクライナがロシア領内の目標を長射程武器を使用して攻撃することを支持している。なぜなら、ウクライナは自衛のためにそれを必要としているからだ。私たちはまた、その他の国に対してその立場に立つよう説得しようとしている」と発言した。

アイデ・ノルウェー外相は、同会議の会場内で、本件につき「ウクライナの友好国と支援国は、同国に対して腕を後ろ手に縛られたまま自衛をするよう言うべきではない。私たちは、最大限の効果を達成するために提供された武器をどのように使うかにつき、ウクライナに自分で選ばせるべきである」と発言した。

またアイデ氏は、ウクライナにとっての本件における唯一の制限は国際法であるべきだとしつつ、「しかしながら、国際法は、ウクライナに対して侵略国に反撃することを一切禁止していないのだ。ロシアは侵略国であり、ロシアが戦争を選択したのであり、ロシアは、この戦争が自国領に拡散するかもしれないことを理解せねばならない」と発言した。