安全の保証なき停戦は公正な平和を確保しない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、ウクライナにとっての真の安全の保証がない停戦は公正な平和を確保しないと発言した。
ゼレンシキー大統領がキーウで開催されているフォーラム「ウクライナ 2025年」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「何より米国が確かに停戦を望んでいる。そして、私は、彼ら自身の空間において、彼らは、それが戦争の終結だと思っている。そして、私は、彼らが、それは確かに大きな成功となり、プーチンがもう一度リスクをとることはないと思っていることを確信している。(編集中:他方で)私たちは、真の安全の保証が不可欠だと思っている。そう、私たちは、それが困難であり、高価であり、単に停戦について合意するよりもはるかに困難であるとわかっている。しかし、私たちにとっては、私たちの人々の安全を保証することが大切なのだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナの軍人には休暇が必要だが、それはウクライナにとっての安全の保証なくしては不可能だと述べた。そして同氏は、攻撃は一定期間は生じないかもしれないが、しかし、完全な侵略の脅威は残り続けるのであり、それは不確実性の状態となると指摘した。
その上で同氏は、「不確実性というのは、世界中にとって悪いことであり、それでは皆が敗北する。私たちも敗北するし、米国民も敗北する。なぜなら、もしあなたが選択を行い、その1年後に戦争が始まった場合に、幸せになれたり、勝者として振る舞ったりできるだろうか? 本当にあなたは勝者なのだろうか? 違う。他方で、ロシア人はその間準備をし、その後新たな侵攻が生じるのだ」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナにはロシアからの安全の保証は必要ないとし、なぜならウクライナはロシアを信頼していないからだと強調した。