松田前日本大使、ウクライナの民間電力会社の諮問委員に就任

ウクライナの民間電力会社「DTEK」のチムチューク最高経営責任者は4日、松田邦紀前駐ウクライナ日本大使(2021〜2024)が同社諮問委員会の委員を務めることになったと発表した。

チムチューク最高経営責任者がXアカウントで報告した

チムチューク氏は、「昨年まで前駐ウクライナ日本大使だった松田邦紀氏を新しいメンバーとして迎えられることを嬉しく思う。彼は、ウクライナの新しいエネルギーシステム構築活動の際に、日本の投資コミュニティへの私たちの誘致努力を支えてくれる」と伝えた。

また、DTEK広報室も2日に、松田氏をDTEKの諮問員会に加えることを発表した。発表には、「この戦略的拡大は、DTEKが、復興・エネルギー以降戦略の一環で、日本のパートナーや投資家との強力を拡大するコミットメントを確認するものである」と書かれている。

同発表にて、チムチューク氏は、「私たちが日本のステークホルダーとのパートナーシップを強化している中、彼(編集注:松田前大使)の日本及びウクライナの文脈の深い理解は非常に貴重なものとなる。日本は、私たちの復興における揺るぎない同盟国であり、松田氏の経験は私たちがウクライナでのより環境に優しく強靭なエネルギーシステムを再建に取り組み、欧州全体のエネルギーグループとして私たちの活動を拡大する上で、重要な関係を深めるのに役立つだろう」と伝えた。

同発表にて、松田氏は、「この決定的な時期にDTEK諮問委員会の委員になれることを嬉しく思う。私は、外交活動の際にウクライナのエネルギー部門の強靭性を目の当たりにしており、DTEKが日本のパートナーとより強固な関係を築けるよう支援していこうと思っている」と伝えた。

さらに同氏は、インフラ再建や、よりクリーンなエネルギー源への移行の分野における日本の経験は、DTEKのビジョンに合致しているとし、「私は、両国に利益をもたらす有意義な強力を促進できることを楽しみにしている」と強調した。

これに先立ち、松田邦紀前駐ウクライナ日本国大使は、昨年10月にウクライナでの任務を終え、日本へ帰国していた