パルビー最高会議議長:アンドリー教会は国家所有施設として残る

アンドリー教会は、コンスタンティノープル総主教の恒常的利用のために譲渡提供されるが、同時に、ウクライナの国家の所有施設としてあり続ける。

17日、アンドリー・パルビー最高会議(国会)議長が議場で強調した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同議長は、「いくつかの批判を取り除きたい。今回の法律の採択は、歴史的出来事である。今日、最高会議は、自らの決定をもって、キーウ(キエフ)にコンスタンティノープル総主教に属する修道院を再生することになる。これは、ヴァルソロメオス1世総主教の住居の役割、コンスタンティノープル総主教を代表する教会の役割を、キーウのアンドリー坂にあるアンドリー教会が担うことを意味する。コンスタンティノープル総主教にウクライナの国家資産を差し出すと述べているものは、うそを述べているか、ロシアの偽情報を繰り返しているかのどちらかである。アンドリー教会は、引き続き国家資産のまま残る。私は、これを強調したい。私たちは、歴史的正義を再生し、母なる教会であるコンスタンティノープル総主教庁のキーウにおける修道院を取り戻す。ここに教会間の対立は一切存在しない」と説明した。

また、パルビー議長は、このイニシアティブを支持しているのは、ウクライナ正教会キーウ聖庁と同正教会自治独立派の全ての聖職者と、同正教会モスクワ聖庁の一部の主教であると述べた。

また、パルビー議長は、10月11日にコンスタンティノープル総主教庁聖会議が採択した決定の第2項に、キーウ市内へのコンスタンティノープル総主教の修道院の再生が記述されていることを喚起した。

同議長は、「コンスタンティノープル総主教は、歴史家によれば、色々な時期にて、ウクライナ・ルーシの地における自らの宗教法上管轄地域にて、最大20の様々な修道院を有していた。その中で最も有名なのが、キーウ・ペチェルシク大修道院であり、リヴィウの生神女就寝兄弟団であり、メジュヒルヤ救世主変容教会、キーウ兄弟団、マニャウシキー修道院である」と説明した。

すでにウクルインフォルムが報道したように、18日、最高会議は、アンドリー教会を恒常的な無償利用のできるようコンスタンティノープル総主教へ譲渡提供する法案を採択した。法案には、237名の議員が賛成していた。