ポロシェンコ大統領、国連事務総長とドンバス地方への国連平和ミッション展開の展望を協議
23日、ポロシェンコ大統領は、ダボスでの世界経済フォーラムに参加した際に、グテーレス国連事務総長と会談した。
大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、会談時、両者は、ウクライナの一時的被占領地の最新情勢について協議した他、ドンバス地方への国連平和ミッションの展開の展望についても話し合ったとのこと。
また発表には、「グテーレス事務総長は、国連は、ウクライナの国内避難民やドンバス地方で被害を受けている住民に人道支援を供与するための方策をとっていく用意があると明言した」と書かれている。
そして、両者が国連総会にてこれまでに採択されたクリミア人権状況決議とクリミア軍事化決議の履行を確保するための手段についても協議したことが発表された。とりわけ、黒海・アゾフ海におけるロシアの対ウクライナ侵略の被害についても注意が向けられるとともに、両者は、ロシアに拘束されるウクライナ海軍軍人、だ捕された船舶の解放が不可欠であり、また国際法にのっとりケルチ海峡の航行の自由を確保しなければならないと強調した。
発表には、ロシア国内で違法拘束されるウクライナ人の解放についてや、クリミアの人権状況を国際機関が恒常的に監視することをどのように確保するかについても協議されたと書かれている。