最高会議、農地市場開設法案を第一読解で採択
13日、最高会議(国会)は、ウクライナの農地売買への猶予を解除することを定めた法案を第一読解で採択した。
最高会議議員240名が賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
賛成したのは、人民奉仕者党会は議員227名(252名中)と無所属議員13名。その他の会派は、反対票、保留票を投じたかあるいは棄権した。
なお、同法案の本採択には、第二読解での採択が必要。
なお、これに先立ち、最高会議の農業・土地政策問題委員会が、議会に対して、農地市場開設法案の採択を行うように勧告を出していた。同法案は、2020年10月1日から、農地売買の禁止を解除することを想定している。
また、ウクライナ各地で政権の土地改革に反対する抗議運動が開催されている。
11日には、ゼレンシキー大統領が、農地売買ができるようになるはウクライナ国民とウクライナ企業のみであり、外国人と外国人の設立した企業の売買参入の是非は国民投票で決めると発言していた。