地区裁判所、ポロシェンコ前大統領に判決前義務を選択せず
キーウ(キエフ)市ペチェルシキー地区裁判所は8日、対外情報庁第一副長官任命問題捜査において容疑を伝達されているペトロ・ポロシェンコ前大統領(欧州連帯党党首)に対し、検察の求めていた未決囚予防措置を選択しなかった。
セルヒー・ヴォウク予審判事が判決を発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
本件は、6月10日に検察官がポロシェンコ氏に伝達した容疑に関するもの。検察側は、ポロシェンコ氏がボジョク当時対外情報庁長官(現外務次官)にセルヒー・セモチコ氏を同庁副長官に任命させたと主張した。
検察側は、ポロシェンコ氏の未決囚予防措置として、国外渡航用旅券の提出と捜査班の許可のない移動の禁止という義務を課すよう裁判所に求めていた。
なお、同日、同地区裁判所周辺では、ポロシェンコ氏支持者が集会を開催していた。