最高会議、ロシアがクリミアで実施した「投票」を非合法と認定するよう国際社会に呼びかけ

ウクライナ最高会議(国会)は17日、ロシア連邦が憲法改正のために一時的被占領下にあるウクライナ領クリミアにて実施した「投票」を非合法と認定するよう国際社会に呼びかける声明を採択した。

最高会議議員306名が賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

声明の説明文によれば、同声明の目的は、諸外国の国会議員や国際議会機関に対して、一時的被占領下クリミアにて実施された投票の結果を認めないよう呼びかけるものとのこと。その際、ロシア連邦の憲法改正国民投票の実施が、クリミア自治共和国とセヴァストーポリの違法併合を合法化し、ロシア憲法に記載することを目的としていることに注意を向けるよう記載されている。

これに先立ち、ロシア連邦は、6月25日から7月1日にかけて、ロシア憲法改正を問う国民投票が実施されていた。その際、ロシアは、被占領下クリミアにおいても「投票」を行っている。